モンベル奈良店で開催させていただいていた
若狭宣子 水彩画展 終了しました。
私が、展覧会会期前日の展示日と、最終日翌日の搬出日にしか
会場にいないので 「いるかな?」 と思って
ご来場いただいた皆様には、大変失礼しました。
ご覧いただきありがとうございました。
会場に書き残していただいたメッセージや
いただいたおみやげに
ここまで来てくださった価値がある絵があり、展示ができていたか
襟を正しました。
そして奈良に行ったので、せっかくだから法隆寺
飛鳥時代の文殊菩薩様が、強く印象に残りました。
そして、以前、俳優の児玉清さんが、大好きな場所として
雑誌のコラムに書かれていたので訪れた、法起寺。
法隆寺から歩いてしばらく行ったところにあり、
日本最古の三重塔だそうです。
ただ、私にはそれほどの情緒は感じられず
古の風景を思い浮かべようにも想像力が貧困で。
帰宅して児玉さんの文章を読み直すと
昭和35年の2月のお話。
児玉さんがまだお金がなかった学生時代、
和辻哲郎著「古寺巡礼」に感化されて
徹夜の鈍行で何時間もかけて法隆寺を尋ねたときのこと。
雪の降りしきる中の斑鳩の里、
誰一人いない野辺をひとり歩いていって出会った法起寺の三重塔。
やはり、風景はその人の感性で見るもの
と、あらためて思うとともに
少し時代が変わったかも、とも。
しかしながら
自分の感受性の無さをひとのせいにしないように
私も磨いていきたいものと、ここでもちょっと反省しました。
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